やはりイギリスの図書館は、妖精が住んでいるような、(怖くない)ゴーストがいるような、暗くて謎に満ちた空間の図書館が世界の中で圧倒的にが多いように思います。
ハリーポッターの舞台はオックスフォード大学ボドリアンのオールドボドリアン〈デューク・ハンフリー図書館(Duke Humfrey’s Library)〉ですが、結局、どの図書館を見ても世界には、「ハリーポッター」の世界!と言いたくなるような世界観なのです。
ハリーポッターの舞台である〈デューク・ハンフリー図書館(Duke Humfrey’s Library)〉をあらかじめ除いてのイギリスの不思議な図書館リストを紹介します。
モーガン図書館(Maughan Library)
もともとは公共記録局であるキングス・カレッジ・ロンドンの図書館であるモーガン図書館は、何度通っても飽くことない驚きに満ちています。
ステンドグラスの窓、孔子の像、そして、映画『ハリー・ポッター』のダンブルドアのオフィスのモデになったといわれる丸い読書室。
それらの内観とネオゴシック様式の外観など、建築的にまとまりがないことが逆に、魅惑的な印象を残しています。
オックスフォードの図書館
オックスフォードの図書館といえば、映画『ハリーポッター』の舞台でおなじみのボドリアン図書館が有名ですが、世界有数の大学都市として知られるオックスフォードには独自の図書館が多数あり、図書館だけに絞っても見どころが満載です。
ケンブリッジ大学 セント・ジョンズ・カレッジ図書館(Saint John’s College old library)
ケンブリッジ大学 セント・ジョンズ・カレッジ図書館のオールドライブラリーは、
リバプール中央図書館(Liverpool Central Library)
リバプール中央図書館の内装は、もともと利用者に非常に愛されていましたが、保護の欠陥と築年数による劣化で崩壊しはじめ、2013年に5,000万ポンドをかけて改装が行われました。
既存のエリアを補完し、それとは対照的に白を基調としたドーム型の天窓と、それに続く螺旋状の近代建築を新設し、図書館自体が古典と現代のミックスでデザインされています。
過去と現在が図書館という建物の中で交錯する非常に魅力的な図書館です。
チェサム図書館(Chetham’s Library)
音楽学校に併設された古い建築のこの図書館には幽霊が出ると噂されていますが、1歩足を踏み入れるとその噂を簡単に信じることができるでしょう。
英国で、最も古い公共図書館として文学史に名を馳せており、文学、音楽、建築の愛好家にとって一度は訪れておきたい名所のひとつです。
17世紀の書架に12万以上の書籍を保管しています。
チェサム図書館はまた、ドイツの思想家フリードリッヒ・エンゲルスと哲学者のカール・マルクスが出会い、ともに共産党宣言を書きはじめた場としても知られています。
エディンバラの図書館
シグネット図書館(Signet Library)
かつて、キング4世によって「ヨーロッパの最高の応接室」と呼ばれたこの図書館は、おそらく図書館よりもイベントスペースとしてよく知られています。
結婚式や特別な行事に最適な場所のひとつです。
しかし、1822年に建設されて以来、現在も変わらず本来の法律図書館としての機能を果たしています。
壮大な柱、手すり、エレガントなディテールがいっぱいで目を引くものがたくさんあります。
グラスゴー芸術学校図書館(Glasgow School of Art library)
2015年に壊滅的な火災がグラスゴー芸術学校の図書館を襲い、建物はほとんど損傷しなかったものの、その中身はほぼ完全に破壊されました。
図書館は、アールヌーボー建築で最も特異なデザインのひとつであったため、大きな損失でした。
有名なグラスゴーの建築家兼芸術家であるチャールズ・レニー・マッキントッシュによって、家具から照明器具まですべてをデザインし考案されたこの建物のデザインは、美しく装飾されたバルコニーとユニークな家具を備えた独特な芸術的スタイルを反映しています。
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