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『ミレニアム』 企業内図書室で犯人に迫るプロファイリング

 

スウェーデンでは知らない人がいないほどの大人気ミステリー小説『ミレニアム』。

 

「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」の三部作シリーズは、30ヶ国以上で翻訳され、全世界で800万部以上を売り上げるベストセラーとなりました。

 

作家スティーグ・ラーソンによる処女作でありながら絶筆作品となってしまい、そのことが、この小説の話題と評価をさらに高めることとなりました。

 

この中の一部作『ドラゴン・タトゥーの女』は、2009年に本国スウェーデンで映画化され、2011年にスウェーデン映画のリメイクとしてハリウッドでも映画化されました。

 

そのどちらの作品にも、大企業が所有する企業内図書室(書庫)が登場し、数十年に及ぶ血族の因縁と猟奇的ミステリーの真相を突き止めるために大きな役割を果たします。

 

 

ドラゴン・タトゥーの女

 

『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のあらすじ

 

月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を報道したジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストは、名誉毀損で訴えられ裁判で敗訴し、全財産を失ってしまいます。

 

そんな彼のもとに、ある大財閥の会長から40年前に起こった16歳少女の失踪事件の調査依頼が舞い込みます。

 

その調査の見返りに、裁判の判決を逆転させるような証拠を渡すという言葉に惹かれたミカエルは、天才ハッカーのリスベット・サランデルに協力を求め、すべての謎と事件の紐を解いていきます。

 

スウェーデン版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」

 

小説の内容をうまく省略しつつ忠実に表現したのがスウェーデン版です。

 

3部作シリーズすべてが2009年に映画化されています。(図書館がでてくるのは1部作『ドラゴン・タトゥーの女』だけです。)

 

日本で公開された劇場版は、劇場公開用の尺に合わせてオリジナルを短縮したもの(153分バージョン)ですが、そのカットされた計30分ものシーンを復活させた『ミレニアム 完全版』も存在します。

 

強烈な個性を持つヒロイン、リスベットを演じたのは、新人のノオミ・ラパス。

 

本作の熱演で一躍大注目され、その後、リドリー・スコット監督「プロメテウス」の主役に抜擢されています。

 

ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストを演じたのは、名前のよく似たスウェーデン俳優のミカエル・ニクヴィストです。

 

『ミレニアム』は代表作となりましたが、2017年に肺がんで亡くなっています。

 

ハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」

 

ハリウッド版は、小説を原作にしているというよりもスウェーデン映画のリメイクと言われており、タイトルから「ミレニアム」を除いた「ドラゴン・タトゥーの女」のみがタイトルになっています。

 

白夜のスウェーデンが舞台になっており、冬の閉塞感の中で展開される映像は、フィルム・ノワールの雰囲気を感じさせます。

 

リメクとはいえ小説のイメージを損ないませんが、注目すべきは原作とは異なる衝撃のラストです。

 

監督を務めたのは『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー。

 

ヒロインのリスベットを演じたのは、同じく『ソーシャル・ネットワーク』で主人公マーク・ザッカーバーグの彼女を演じたルーニ・マーラです。

 

最近では『キャロル』のテレーズ役で話題になりましたが、小説で”痩せっぽちで醜い”と表現された、全身ピアスにドラゴンのタトゥーをした過激なヒロインを演じる本作は必見です。

 

そして、リスベットと協力し合うジャーナリストのミカエルを演じたのは『007』シリーズのダニエル・クレイグです。

 

主題歌はレッド・ツェッペリンの「移民の歌」で、それぞれの個性が強い組み合わせのように感じますが、原作のイメージを残しながらかっこよくまとまっています。

 

 

ドラゴン・タトゥーの女

ヒロインのリスベットが、図書館で天才ハッカーっぷりを発揮しながらプロファイリングで犯人に迫る姿にご注目ください!

 

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