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『間宮兄弟』ミニマリストより惹かれるマニア兄弟の部屋

 

「ミニマリスト」とか「持たない贅沢」という言葉やライフスタイルが流行ってひさしいが、欲しいものを持てるだけ持つという経験をした人が提唱したものでなければ、なんとも滑稽なものだ。

 

壁一面を本で覆われた書斎とか、好きなもので溢れるウォークインクローゼットとか、そのような生活を経験せずしてのミニマリストは、「持たない贅沢」ではなく、「持てない贅沢」である。

 

ウォークインクローゼットはともかくとして、一度は好きなものに囲まれた家に住んでみたいものだ。

 

そう、間宮兄弟の部屋のような。

 

 

東京下町の、とあるマンションで仲良く一緒に暮らしている間宮兄弟。

兄の間宮明信(佐々木蔵之介)はビール会社の商品開発研究員で、弟の徹信(塚地武雅)は、小学校の校務員という安定した職に就いている。

 

30代になっても仲の良い2人は、自分たちの世界で、何不自由なく楽しく穏やかに暮らしている。

そんなある日、カレーパーティーをやることを思い立った間宮兄弟は、それぞれ女性を誘うことにする。

 

弟の徹信は、同じ小学校で働く葛原依子先生(常盤貴子)を、兄の明信は、行きつけのビデオショップでアルバイトをしている大学生の本間直美(沢尻エリカ)に声をかける。

カレーパーティー当日。

 

3種類(チキン、ビーフ、シーフード)のカレーは大好評、食後のモノポリーも盛り上がり、兄弟にとってパーティーは大成功となる。

兄弟恒例の“今日の反省会”では、2人の女性に好意を持たれてどちらを選べば良いのか悩む様子を見せるなど、弟・徹信の妄想は暴走しはじめる。

 

その日を境に、兄弟だけの世界だった日常に、少しだけ変化の兆しが見えはじめる。

しかし、間宮兄弟に関わる女性は、みんなそれぞれに相手(彼氏や婚約者など)がおり、当然、彼女たちにもそれぞれの世界でそれぞれの生活や悩みがあるのだ。

 

 

彼氏や婚約者がいるのに間宮兄弟の家を訪れてしまう彼女たちは、兄弟の人柄に安心しきっているだけではなく、この部屋に魅力を感じているのも間違いないだろう。


これじゃ、間宮兄弟じゃなくてマニア兄弟だな。

 

間宮兄弟が兄弟2人だけの穏やかな生活から抜け出すことはあるのでしょうか?

 

 

女優の沢尻エリカが「別に」事変を起こす前、「パッチギ」を筆頭に「シュガー&スパイス」など、日本映画に圧倒的な存在感を残していたが、「間宮兄弟」もまた、その頃の作品のひとつである。(個人的には、パッチギ以前の『問題のない私たち』こそ彼女の真骨頂だと思う。)

 

妹役に北川景子がいるが、その存在が忘れてしまうほど、沢尻エリカの存在感際立つ作品である。

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