シンガポールの各図書館はそれぞれの専門分野を深く追及しているため、探している情報を見つけるのが難しくなることがありません。
また、湿気が多く雨季が長いシンガポールでは、快適な一日を過ごすために図書館は適した場所です。
最先端の設備を含む、シンガポール観光におすすめの図書館リストをご紹介します。
シンガポール観光におすすめの国立図書館
シンガポール国立図書館(National Library of Singapore)
ビクトリア通りにあるシンガポール国立図書館は現在、16階建てのうち、7フロアはリー・コンキアン・リファレンスライブラリ(LKCRL)によって占有されています。
これは、現在の図書館およびスタンフォードロードの前の建物に多額の寄付を寄せた〈リー財団〉にちなんで名付けられました。
LKCRLには60万を超える参考図書があり、シンガポール最高の知識機関となっています。
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また、国立図書館には開架式の貸出図書館、パフォーマンススペースがあり、さまざまな媒体を通じてシンガポールの歴史を教える展示会を開催するなど、国立図書館としては珍しくオープンな運営をしています。
シンガポール中央公共図書館(Central Public Library)
中央公共図書館は、シンガポール国立図書館の一部です。
図書館の最も印象的な機能のひとつは、リサイクルされたボトルから作られたツリーハウスキャノピーです。
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この図書館は、世界初の「グリーン図書館」で、子どもたちと環境保護を何よりも重視しています。
子どもたちに人気のもうひとつの機能は、環境問題についてのインタラクティブで動的な学習ポータルであるナレッジツリーです。
シンガポール観光におすすめの公立図書館
ビシャン公共図書館(Bishan Public Library)
ビシャン公立図書館は、メインの建物の外壁からランダムに突き出たカラフルな読書スポットのおかげで、2006年の開館後すぐに人気を博しました。
天窓や色付きガラスを通して図書館内に入ってくる日光が、図書館を訪れる人々に穏やかな時間を提供してくれます。
蔵書は、健康、家族関連のトピックに重点を置いたフィクションとノンフィクションのコレクションが多く、地域住民のニーズに応えています。
さらに、定期的にレクリエーション、ストーリーテリングや趣味の交流会を開催しています。
シンガポール観光におすすめの専門図書館
ライブラリー@ オーチャード(library@orchard)
観光名所として日本人にも人気の高いライブラリー@オーチャード。
若者に人気のオーチャード・セントラル(Orchard Central)に隣接するショッピング・モール「オーチャード・ゲートウェイ(Orchard Gateway)」の3-4階に、2014年に改装しリニューアルオープンしました。
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この図書館は、芸術や旅行などのトピックを多く扱い、デザインを学ぶ学生が教科書を広げたり、プロジェクトで共同作業するための大きなオープンリーディングスペースがあります。
また、ユニークな機能のひとつとして、図書館、スペース、視覚デザインなどの役割を融合させたマルチプラットフォームディスプレイであるThe Book Treesです。
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実際にここに座って読書をすることができます。
便利な機能としては、利用者が予約した資料をすばやく手にすることができるセルフサービスのコレクションロッカーがあります。
ライブラリー@ エスプラネード(library@esplanade)
ライブラリー@ エスプラネードは、シンガポールの国立図書館委員会が管理するシンガポール初の舞台芸術に特化した公立の専門図書館です。
シンガポールのダウンタウンコア内にあるマリーナセンターのエスプラネードモールの3階にあります。
芸術に焦点を当てた豊富なコレクションに加えて、音楽、ダンス、演劇、映画それぞれ専用の4つのエリアに加え、映画を上映したり、ピアノを練習したり、サイレントジャムセッションを開催できるいくつかのパフォーマンススペースを備えています。
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エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイの頂上からは、現在のシンガポールの象徴ともいえるマリーナベイサンズの息を飲むような眺めを提供しています。
シンガポール・スポーツ・ハブ図書館(Singapore Sports Hub Library)
シンガポール・スポーツ・ハブ図書館は、健康的なライフスタイルを促進する目的で、スポーツと健康のリソースを専門とした図書館です。
蔵書には、トレーニング、アスリートの伝記、医療テキストなどを含むスポーツのさまざまな分野に焦点を当てています。
もちろん、実際に体を動かすことのできるスペースもあり、バーチャルスポーツ、巨大なチェス、テーブルサッカーを体験できるこの図書館は、子どもの遊び場としての役割も果たしています。
民間の専門図書館にあたりますが、すべてのシンガポール人と永住者に無料のメンバーシップを提供しています。
企業やビジターには独自のメンバーシップも提供しています。
シンガポール植物園〈植物学および園芸の図書館〉(Singapore Botanic Garden/Library of Botany and Horticulture)
シンガポール初の世界遺産に登録されたシンガポール植物園。
この広大な敷地の中に、植物や園芸の資料の保存と収集に特化した専門図書館があり、シンガポールで行われた園芸、植物研究や景観建築を記録した資料などかなりのコレクションがあります。
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図書館には快適なソファのある広い読書エリアがあり、ゲストは図書館の参考資料に加えて、図書館の大規模な雑誌コレクションを閲覧することができます。
ただし、利用は現在のところ、各国の植物園の関係者や植物学、園芸、農業、生物学、生命科学分野などの学生や研究者に限定されているといわれています。
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